魅力的なノベル系ゲームの美少女の服…
服の立体をあらわすカゲ(立体陰・落ち影)は、神絵師様が筆ペンで描いた跡(あと)でしょう…。
こんな色の変化(階調)を筆ペンで表現するなんて、
無理無理無理無理…
筆ペンの扱いは超神絵師だけに許されたツール…
凡人には、
「投げなわ塗りツール+エアブラシ消し」
を使って服を塗るのが無難です。
プロフィール

22歳から絵を描き始めて、14年。
現在イラストの仕事をボチボチしています。
ジュースラベルのイラストなど
14年たって、やっと絵の描き方がわかってきました!
悩んだ分、他の人にも寄り添える情報が提供できるかと思います。
気づき始めた今だからわかる「初心者→中級者」の情報を提供します。
服のポイントはボケ足(理屈の話)
ボケ足では、立体の光の入り方によって光の強さが変わっていきます。
ボケ足は、例を挙げると、「曲面」「光の回折」「フォールオフ」などに光が当たったときに発生します。
曲面を球体で説明すると、球体に光が当たったとき、光源に対する面から遠ざかるにつれて、明るさが変化していきます。

「光の回折」は光が障害物にあたったときに、光が障害物の裏側に回り込む現象です。

フォールオフは、「光源から離れるにつれて、面にあたる光が弱まっていく現象」です。

参考文献
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理屈をこねて説明すると難しくなりますが、
などを意識して観察すると、ボケ足をとらえやすいかもしれません。
ボケ足の描き方
ボケ足の塗り方は、
「投げなわ塗りツールで光を乗せて、エアブラシで消していく」
だけです。
投げなわ塗りで光を乗せる。
エアブラシで薄れていく光を表現することを意識するといいかもしれません。
例えばフォールオフなら、

曲面を表現するなら、

のようなやり方が考えられます。
参考にするイラストの「ボケ足」がどんな作用によってできているか観察しながら、自分のイラストに当てはめていくといいかもしれません。
描くときは、転写機能を使おう!
エアブラシ(消し)を使うときは、転写機能を使いながら、ひとつづつボケ足を作っていくと簡単です。
となりに光があると、エアブラシ(消し)がとなりの光に干渉して、描くのが難しいからです。

光を乗せるレイヤーの上に、「加算(発光)レイヤー」を作成して、ひとつづつボケ足を作っていくのが一番簡単な方法です。


転写作業も、ショートカットに登録すると便利!

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