何年たっても、何年たっても…
自分で描いたイラストの上達が感じられない…
そんな方は多いかと思います。
自分もその一人でした…。
22歳から描き始めたイラスト。
絵が一向に上達しないのは、
「絵を描き始めたのが遅かったからじゃないか…?」
「絵がうまいのって、才能だよね…?」
「専門学校に通うことが必要なんじゃないだろうか…?」
絵を描くたびに悩み、ウツになり、モヤモヤとした日々を過ごしてきました…。
やっと絵の上達が感じられるようになった今、10年前のガチで初心者だった自分に伝えたい事。
YouTubeのお絵描き講座をみろ!
ですw
絵が一向に上達しようとしない人は、絵がうまく描ける理屈を考えないからなのです。
YouTubeのお絵描き講座なら、「わかりやすく」「楽しく」絵を上達させる知識を学ぶことができます。
そして、
動画を見たら具体的な練習です。
どれだけ理屈だけ覚えても、使わなければ絵は上達しません。
この記事では、
・よくある練習法
・練習法に対するおすすめのお絵描きYouTuberの先生
・実際に自分がやっている練習法
を解説します。
具体的な練習法は、ぼくが考えたオリジナルのものですが、
「この練習法で何を得たいのか?」
が意識できていれば、きっとお役に立てると思います。
プロフィール


22歳から絵を描き始めて、14年。
現在イラストの仕事をボチボチしています。
ジュースラベルのイラストなど
14年たって、やっと絵の描き方がわかってきました!
悩んだ分、他の人にも寄り添える情報が提供できるかと思います。
気づき始めた今だからわかる「初心者→中級者」の情報を提供します。
毎日練習


どの「イラスト上達系ブログ」を読んでも書かれていること。
毎日練習
です。
どんだけ絵の理屈を学んだって、自分で使ってみないと使えるようにはなりません。
・学んだ理屈が自分にあっているのか?
・理屈を理解する技術を今の自分は持っているか?
・絵を完成させる忍耐力
これらは、実際に自分で練習を積み重ねないと育っていきません。
でも、絵を描きなれないはじめのうちは、絵の練習てきついですよね?
慣れないせいかすぐ疲れてしまうし、上達を感じられないとウツになって寝込んでしまいます。


そんな毎日練習ができない原因になってしまうのが
目標が大きすぎるから!
いきなり、
「神絵師になって、年収31億円稼ぎたい!」
(尾田栄一郎先生か!?)
「大人気お絵描きYouTuberになりたい!」
(さいとうなおき先生か!?)
「水の呼吸!」
(吾峠呼世晴先生か!?)
毎日の練習での進歩は微々たるもの…
目標が大きすぎると、毎日の成長が実感できず心が折れてしまいます。
達成していかなくてはいけないのは、自分の大きな目標を達成するまでの
小さな目標
です。
解説しているのは、(お絵描きYouTuberではありませんが、)ビジネス系YouTuberの両学長です。
この動画は、「お金持ちになるための目標」を達成する要素が強いですが、「イラスト上達」という観点からも非常に効果的です。
具体的に、ぼくがやっている小さな目標をこなす方法です。


小さな目標の注意点は
・数値、具体性があるもの
・イラストに結びつくものなら、直接絵を描くものでなくてもよい(早起きなど)
・小さな目標の達成期限は3ヶ月
などです。
「小さな目標」は紙に書き、目に見えるところに置き、達成したら消していきます。
(ぼくはPCの壁紙を利用しています。)
目標が現在の自分とかけ離れすぎていては、なかなか達成感が得られず、意欲は低下してしまいます。
しかし、小さな目標ならば、達成しやすいですし、達成を目に見える形にしておけば、自分の自信につながります。
絵の上達は、技術の習得も大事なことですが、自分のメンタル管理も重要です。
ウツで練習できない日なんて、もったいないですしね。
トレース


ただ絵の上から線をなぞるトレースは、
意味がありません!
本当に、本当に絵を描いたことのない初心者なら、
線をなぞるという行為は、絵を描く感覚を養うために意味があるかもしれません…
しかし、空間と被写体の境界線をなぞっているだけでは、
自分のオリジナルの絵は描けるようになりません。
だって、体の向きが変われば、その境界線てかわってしまいますよね?
プロのアニメーターが描いている線は、体を流れるラインを厳選したものです。


参考文献
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体を流れるラインは、体の凹凸など体のカタチを含んでいます。
なので、絵をトレースするときに覚えなければいけないのは、線の曲がりくねりではなく、体のカタチです。
「線画が体を流れるラインであることが学べる動画」が浅利治武先生のこの動画です。
トレースするなら、
ワイヤーフレームという体の凹凸を表すラインを、自分で考えてなぞるべきです。
さらに、人間の筋肉は、ブロックの塊でできています。
筋肉のブロックをくっつけていけば、体のカタチが作れるのです。


この二つの動画から、体のカタチを覚えるためにやっているぼくの練習が、
・体のブロックを見つけ出し、描きだす
・ブロックにワイヤーフレームを入れる
です。
この練習法ならば、体の向きが変わっても、各パーツのカタチが頭の中に入っているので、頭の中の記憶から取り出すことができます。
本を読む


YouTubeの動画がどれだけ優れているといっても、足りない情報もたくさんあります。
その足りない情報を補うものが、本なのです。
YouTubeの動画はとても面白いものです。
しかし、YouTubeの動画は面白くするために、必要な情報が多々削られていることがあります。
さらに、間違いではありませんがYouTuberさんの主観によるものもあります。
これは、前に勤めていた会社で、イラストの専門学校を卒業した同僚(絵はプロレベル)が言っていたことなのですが、
「自分で積極的に学んでいない人は、専門学校に通ったからと言って上達していない」
と言っていました。
YouTuberさんの動画を聞いても、自分にとって足りない情報があります。
「ほかの誰かにとってのうまく描く方法」と、「自分にとってうまく描く方法」は違ったりします。
自分にとって必要な情報を探すためのもの
それが本なのです。
さいとうなおき先生もたくさんの書籍をお勧めしています。
書籍を読むときのぼくの方法です。
勉強の本に、「7回読み」という本があります。
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文字通り、本を7回読むだけです。
ポイントは、
本をまじめに読まないことですw
よく学校では、テストに出てくるので、暗記したり正しく覚えることが求められがちです。
覚えることばかり意識して真面目に読んでいると、嫌気がさしてきますw
自分の創作にあてる参考書は、別にまじめよまなくて大丈夫ですw
ただ、複数回読み返していくことが大事です。
たとえば、
1回目:何も考えずパラパラとページをめくる
2回目:どこに何が書かれているのか軽く意識してページをめくる
3回目:ちょっと気になったところを深読みしてみる
4回目:さらに詳しく
…
のように、テンポよく読んでいくことがコツです。
人間の頭は、一度に集中して覚えるよりも、何度も見たことを重要だと考え、覚えるようにできているようです。
それに、
イラストを描くのは、学校のテストではないので、カンニングしてもいいんですw
絵を描いてるときに、わからないところは本を見ても構いません。
イラストの上達においても、本ほどコストパフォーマンスの良いものはありません。
実際にさいとうなおき先生のようなプロの先生に直接教わるのはまず不可能ですし、できたとしてもいくらかかるか…
本には、プロの先生が言ってることも書かれていたりしますし、もっと深く書かれていたりします。
本を読むことは、とても有益です。
デッサン


被写体をとらえる目や技術を養うものが、
デッサンです。
クロッキーを含めデッサンの目的は、
・モノのシルエットをとらえる
・モノの流れをとらえる
・モノ(目や口)などの比率をとらえる
と目的は様々です。


デッサンした絵に違いがあるのは、それぞれ自分がとらえたい目的による違いだったりします。
デッサンをするときは、
ただやみくもに被写体を描き写すだけでなく、目的に合わせてデッサンをすることが大事です。
キャラクターの魅力を一番引き出すのが、アニメです。
やはり、少ない手数で、キャラクターを魅力的に見せることを学ぶならアニメーターさんに学ぶのが一番でしょう。
アニメキャラクターに必要なデッサンを学ぶならアニメ私塾さんです。
(どのイラスト上達系ブログを読んでいても、アニメ私塾さんが登場します。)
アニメ私塾さんで学べることは
・パーツの比率、面積比
・位置を比較してみること(「頭の位置を見ながら、足の位置を見る」など)
・描かれる線は、力の流れを表現している。
といった、キャラクターの個性や、キャラクターの動きを最小限の手数でらしく見せる技術です。
(ここら辺が抑えられていないと、なかなかそれっぽく見えないんですよね…)
こういったポイントを抑えつつぼくがしている練習です。
(正直、アニメ私塾さんのような描き方は苦手で、ずっと遠ざけてきたので苦手なのですが…)
ポーズ集を、ポイントを意識しながら、アニメ私塾さんのようにトレースしていく
ことです。
トレースするときは、上記のポイントを考えながら、
・上腕と下腕の比率
・立っている人が地面から力を受けていること
・目や口などのパーツの面積
を確認しながら感覚を身に着けていきます。
ぼくは、朝10分ぐらいかけて、写真をトレースしたら、改めて3体ほど模写をしています。
この方法で練習するなら、アニメ私塾さんでも紹介していましたが、マール社のデッサン本がお勧めです。
(浅利先生にも講義中聞いたのですが、やはりポーズを模写するなら情報量の多い写真の方がいいとか。
力のかかり方や、それに伴う体の変化がよくわかりますしね。)
なかなか、体の流れをとらえて模写するのは難しいのですが、この練習を続けることで、
「ある程度出来上がった自分の絵で、流れを確認して修正する技術」をぼくは身に着けました。


あおりやふかんなどアングルを変えたときは特に、
「流れ」や「頭と足など離れた場所を同時に意識する」ことが大事だと感じています。
番外:見直し


これは自分が実践してよく分かったことなのですが、
ブログを書くとイラストは上達します。
ぼくはこのブログを描き始めてから、3回ブログを投稿したのですが、






自分で言うのもなんですが、1回描くごとに、
どんどんとイラストが上達していっているのを感じることができます。
イラストを描き始めてから14年になりますが、
イラストは目で見るよりも、知識が大事だと実感しています。
当ブログでは、自己添削ブログをやっております。
ブログを書くときは、
どうやったら相手に伝わる言葉になるか?
を考えながら描いています。
ブログにするときに、言葉にし、文字にする中で
より自分の技術に落とし込めたり、次描くときに間違わないように意識出来たりと
より、絵を意識しながら描けるようになっていきます。
上達法に「YouTubeの動画」や「本の知識」なども、
ブログに書き起こして伝えようと思ったときに初めて自分の技術や知識になっています。
じつは、動画や本を見ただけでは、ほとんど覚えていないし、使えないのです(´・ω・`)
イラストを描いていて、
「あ!ここアノ動画で言っていたことだ!」
「あ!ここあの本に内容が書いていたな…」
というのをメモして起き、ブログで書いたりしたときに、
次回の作画に活かせる再現性のある知識になっています。
かといって、ブログを書くのは時間もかかりますし、お金もかかるので大変ですよね?
そんなときは、ツイッターなど気軽に使えるSNSでも大丈夫です。
自分がわかった知識を、ツイッターの短い文字で伝えることも、とても効果があります。
短い文字に落とし込むということが、さらに効果があるのかもしれません。
余裕があり、ブログを書ける人は、無料のものがあるのでそちらもおすすめです。


A8.netというサービスなら、ファンブログという無料のブログを使うことができます。
以前筆者が書いていたもの↓
正直ブログを書くことは、
「間違っていないか?」「根拠はあるか?」
と悩んだり恥ずかしい思いをすることもありますが、
だからこそ、有意義な知識になって自分の頭に蓄積されていきます。
ブログを書くことは、
ただ単に絵を描くよりも上達する手段なので、ぜひ挑戦してみてください!
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