白紙の状態から、イラストを生み出すのは難しい…
そういう方は多いと思います。
生み出せなくはないが、引き出し方の数を知っていれば、
よりたくさんのイラストを描けるのではないでしょうか?
本記事では、イラストを描くとき筆者がどんな考えで絵を描いたか紹介します。
さらに、どのようなイラストが高評価をもらえたのか?
自分のイラストの満足度とツイッターの「いいね」の数で検証し、
なにが「いいね」につながるか?を考えていきたいと思います。
イラストで評価されるには、画力だけでなく、イラストのストーリーもとても重要です。
絵作りのストーリー面で、お役になてる記事になっているかと思います。
この記事の内容
・イラストのネタ出し・ストーリー
・ツイッターの「いいね」の数と、自分の満足度の評価
・「いいね」につながる絵作りについて
プロフィール

22歳から絵を描き始めて、14年。
現在イラストの仕事をボチボチしています。
ジュースラベルのイラストなど
14年たって、やっと絵の描き方がわかってきました!
悩んだ分、他の人にも寄り添える情報が提供できるかと思います。
気づき始めた今だからわかる「初心者→中級者」の情報を提供します。
作品タイトル「ナービィーは魚さぁー」


描いたキャラクターは、ヘブンバーンズレッドという大人気ソーシャルゲームに登場する「瑞原あいな」(以降あいちん)というキャラクターです。

あいちんは、魚の帽子をかぶっています。
その魚の帽子がゲームに登場するナービィーという謎の生物に見えたのが、イラストを描こうと思ったきっかけです。
筆者の脳内でこんなストーリーが聞こえた気がしました。(ふきだしつくる)

あいな 「ナービィーは魚さぁー」



ちゃ、ちゃうで…。あいさん…実はな、わしの正体…



それ以上はネタバレになるから、言ってはだめさぁー
ツイッターでの「いいね」の評価は27でした…
自分の評価としては、残念な数字でした。
自分的にストーリーの発想が面白く、テンションが上がっていたのですが、評価は残念な数字でした…
顔はかわいく描けたので、もっと行くかと思っていたのですが…
評価が低かった原因として考えられるのが、ストーリーが伝わりにくかった点に原因があると思います。
さいとうなおき先生が動画で、「いいね」をもらうなら
「伝わりやすストーリーを、オーバーに伝えよう!」
と言っていました。
参考動画
ツイッターという媒体だと、スクロールしているうちに絵が流れてしまいます。
あいちんのトレードマークの「魚の帽子」をかぶっていないと、ヘブンバーンズレッドのあいちんとは認識されなかったのかもしれません。
顔まわりのモチーフは、キャラクターを表現するのに重要だと考えられます。
ツイッターを見た相手に対して、画像を見た相手が、
「あ!ヘブンバーンズレッドのあいちんだ!」
と思わないと、「いいね」をもらうための共感には結びつかないかもしれません。
(ツイートには筆者が文字でストーリーを描いていますが、文字が読まれる優先度は画像より低いですしね…)
改善点として、まず、キャラクターを明確にし、そこからストーリーを伝えていくことが重要だと考えられます。
絵として改善するなら、
・キャラクターを表現するために重要な、帽子をかぶらせる。
・そのキャラクターが、何かをしている。
というストーリーを伝えたほうが、いいねに結びついたかもしれません。
ヘブンバーンズレッド水着おタマさん




あいちん同様、ヘブンバーンズレッドと出典の「國見タマ」(以降おタマさん)です。


本編には登場しませんが、筆者オリジナルの水着を着せました。
イラストのストーリーとしては、8月にヘブンバーンズレッドの水着イベントが行われていました。
「他のキャラクターの水着姿があるのに、大好きなおタマさんには水着衣装がない(´;ω;`)ウッ…」
その不満が、水着おタマさんを描くにいたった動機です。
ツイッターの評価は、「いいね」が203頂きました!
自分の描いたイラストでは、過去最高の評価でした!
絵に対する自信ですが、見直すと荒い箇所が多々あり…
ストーリー面での評価が高かったように思えます。
きっと、「本来イベントで水着で登場するキャラ」以外にも水着衣装を見たいというニーズは高かったのでしょう…。
(これは固定のトレンドかもしれませんね…。)
評価のポイントとなった点についての自己評価です。
・顔まわりのモチーフ(帽子)を忘れていない
・ストーリーが共感を引き出せた。→「おタマさんの水着がみたい!」
根拠pixivのコメントより
・水着イベント開催時だったのでトレンドに乗れた。
(ツイーターに國見タマ専用タグもあったので)
・ランキングの人気キャラクター
電撃オンラインで6位
・背景の描き込み量
白背景にせず、画面全部を埋め尽くしたこと
特にファンアートで描く場合に、「いいね」をもらうのに大切と思うことです。
「顔まわりのモチーフは必ずいれる!」
画力の問題もありますが、個人のツイッターの場合、公式のように背景が理解しにくいので、
「描かれるキャラクターが理解しにくい(直感的に)」という問題が考えられます。
「キャラクターが何かわかる」というストーリーが、「いいね」をもらうための一番の共感につながるように思えます。
ATRI-my dear moments-アトリ誕生祭




「ATRI-my dear moments-」とというノベルゲームに登場するメインヒロイン「アトリ」です。
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作品に込めたストーリーは、本編ゲーム中で語られる(ネタバレあり)
「忘れていた主人公の事を思い出し、夕日を背景に微笑むシーン」
と
「アトリ(寿命のせまったロボット)が、日常を記憶できなくなり、忘れないために着けていた日記」
と
「自分はロボットなので、感情はないと言いながらも、日記を着けながら涙を流していたシーン」
を想像しながら描きました。
ATRIは自分が大好きなノベルゲームということもあり、自分の全力を込めて描きました。
が…
ツイッターの「いいね」での評価は、13でした…
頑張った割には、かなり低い評価でした…
評価につながらなかった理由を自己分析すると、
・髪の色が、オリジナルのキャラクターとかけ離れている
・設定したストーリーが複雑
だったことが評価につながらなかった原因だと考えられます。
ATRIの公式サイトのイラストを確認してみると、
本来のアトリの髪の色は、自分が描いたものよりもかなり明るい色をしています。
情景設定が、「夕日を背景にした逆光」という設定でした。
特殊な光の中では、複雑な混色になるので、キャラクターらしい髪の色を表現するには、少し自分には力不足でした。
参考資料
水着おタマさんの帽子同様、髪の色はキャラクターを表現するためにとても重要な要素です。
カゲの付け方に違いはあれど、髪の色が適切なら、より本来のキャラクターらしく見えますからね。
ほかの方が描いたアトリのファンアートを見ていても、髪の色が重要であることを感じました。
もう一点、評価につながらなかったとして分析した点は、「作品のストーリーの複雑さ」
あいちん同様、自分の作品を見せても、「ストーリーが複雑すぎて相手には伝わらない」と思います。
(ATRIをプレイしたことがない人の事を考えると、「いいね」される確率はさらに絞られてしまいますしね…)
ファンアートにおいては、
「①~というキャラが、②~をしている」ということがとても重要ということが、今までの検証で明白になってきました。
②については、
「できるだけ本編で本来登場するストーリーで分かりやすいものを使う」ほうが、
自分の経験上評価につながるように思えます。
南紀勝浦樹紀(なんきかつうらきき)ちゃん




現在日本全国で展開する株式会社エンバウンドさん企画の「地域活性化プロジェクト・温泉むせんむすめ」
和歌山県南紀勝浦を担当する温泉むすめ「南紀勝浦樹紀」ちゃんです。


このイラストを描こうと思ったきっかけは、
筆者の地元愛と、ツイッターのコメントで「樹紀ちゃんの脇が魅力的…」というコメントを見たからです。
ツイッターでの評価は、「いいね」が108でした!
人体構造的におかしい脇ですが、こんなにたくさん評価していただけるとは…
これだけ評価をいただけたポイントは、ファンの市場調査をしたからだと思います。
ツイッターでの調査で、「ファンが樹紀ちゃんに対して魅力的に感じている点」を知っていたことが、
ファンの共感につながったのだと思います。
イラストを描くときの構図や、光源も
脇
が目立つように設定しました。
今までの考察からすると、
「ストーリーがオーバーで分かりやすい」
という点で、理にかなっていると思います。
南紀勝浦樹紀ちゃんが評価につながったポイント
・わかりやすいストーリーでオーバーに伝える
・SNSなどの調査で、キャラクターのイメージ、共感ポイントをさぐる
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