遠近感を感じる絵って、キャラクターに存在感があり、迫力を感じますよね!

でも、なにも描かれていない白紙の状態から、遠近感を感じるのは難しいと思います。
正直筆者自身、上のイラストを描くまで、遠近感のある絵の描き方はわかりませんでした…。
しかし、上のイラストを描いて、遠近感がある絵を描くヒントがつかめたので、描きたいと思います。
この記事は、
「遠近感なる絵を作画するためのヒントになる知識」について書いた記事です。
遠近感を感じるアタリ
串団子アタリ
絵を描くときのアタリを、「串団子」のようなイメージでとらえると、
遠近感を非常に感じやすくなります。

〇を紙の中に、描くのではなく置くイメージで練習していくと、遠近感がどんどんついていきます。

串団子は、人間の「頭・胸・腰」をとらえるもっとも簡単なアタリになります。

参考記事
四角アタリ
よく知られた方法ですが、
四角でアタリをとると、奥行きが把握しやすくなります。


○でアタリをとるのは側面を意識せずとれるので、アタリをとりやすいです。
しかし、逆に側面を意識しないので、細部を描きこむとき、側面がわかりづらかったりします。


そんな時は、改めて側面を意識した四角アタリをとってあげると、
キャラクターの側面が把握しやすくなります。


デッサンは色々な方法があるので、スポーツのように状況に応じて使っていくのが、ポイントです。
進行色、後退色を使った色分け
描いたアタリを、前と奥で色分けしておくと、さらに遠近感が把握しやすくなります。
前と奥の色分けには、進行色と後退色で描き分けておくと、より把握しやすくなります。
進行色、後退色というのは、色によって奥行きを感じることができる色です。


色相環上では、進行色と後退色は、このように色分けされます。


(だいたい、こんな感じです…)
詳しくは色彩検定3級の本などをご参考ください🙇
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どの色が前にあるか、後ろにあるかは、慣れないと見分けるのは難しいですが、使っているうちに慣れてきます。


余白の部分に注目する
遠近感を感じさせるものは、
キャラクターより、なにも描かれていない余白の方が大きな要素です。


四角や丸アタリを置いているのに、遠近感を感じない…
そんなことはありませんか?
どうしても、この遠近感というのは、四角や丸アタリからは感じにくいものです。
アタリを置いても遠近感を感じにくいときは、
一度見方を変え、キャラクターではない余白の空間を見てみてください。


余白に従って、アタリを調整することで、奥行きが感じやすくなると思います。
参考
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