イラストを線だけで描くのって、
意外と難しいですよね?

線だけできた絵をトレースすると、
イメージしていた絵と違う絵になってしまうことが良くあります。
さらに、カラーイラストにするとなると、
描くのをやめたくなりませんか?
カラーイラストにしようとすると、
色選びもしないといけないので大変です。
そんなあなたにおすすめの描き方が、
白黒漫画のように絵を描くモノトーン描きです。

モノトーン描きのメリット
モノトーン描きのメリットはとにかく
修正が楽なことです。
モノトーンで絵を描くときは、
カラーサークルの彩度のない上下のラインから色を選びます。

服や鎧、リボンに肌…
固有色はあると思いますが、
ところどころにイメージに合ったトーンを乗せていきます。
白~黒のトーン(モノトーン)だと修正が楽です。
赤や青といった有彩色だと色トレースなど、
線の色や有彩色を選ぶのがめんどくさかったりしますが、
モノトーンなら横のトーンをカラーピッカーで拾えば、
パーツのカタチや線幅の修正が簡単にできます。
(ペン横についているボタンに、カラーピッカーを設定しておけば便利です。)
簡単に描ける理由を並べていますが、
体験すると描きやすさを実感することができます。
人はイメージをコントラストで見ている?
モノトーンで描いていますが、
顔は描きこみ量が多く見えないでしょうか?

顔まわりはエアブラシや加算発光レイヤーをつかい、
トーンの差をつけて描いています。
赤や青などの有彩色でも、
「彩度・明度・色相」によってトーンはつきます。
しかし、
有彩色は、トーンの変化の要素に
「彩度・明度・色相」をもつので、
トーンの変化をコントロールするのは
難しいのです。
白~黒のモノトーンならば、
トーンの要素が「明度」だけなので、
トーンをコントロールするのが簡単です。
有彩色だと、複雑なトーンをコントロールして、
色塗りをしなければいけませんが、(俗にいう厚塗り)
モノトーンなら簡単です。
モノトーンでもコントラストをきかせれば、
完成のイメージに近い絵をたくさん描くことができます。
描く枚数がおおくなれば、
脳にイメージのストックがたまるので、
描く速度も、表現力も上がっていきます。
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