イラストを最短3ヶ月で上達させるという【三ヶ月上達法】
【三ヶ月上達法】とは、厳密には、
「自分のオリジナルキャラクターを、理想の神絵師の絵柄に似せて描く方法」
です。
筆者の場合は、自分のオリジナルのキャラクターではないのですが、
同じ作者さんのイラストを3ヶ月以上眺めてきました。


結果、
(完全に再現はできませんが、)
こういった知識があれば、
「より自分の信仰する神絵師様の絵柄を分析できる」
という点に気がついたので、記事にしたいと思います。
この記事の内容は。
3か月上達法でさらに効果を出すために、覚えておきたい絵の知識です。
造形知識

キャラクターの平面的なシルエットを追っていても、
絵はなかなか上達しません。
キャラクターを
3次元に起こしたときでも成立するように、
キャラクターをとらえることが大事です。
その3次元でとらえるために効果的な方法が、造形です。
造形に有効な道具は、「ねりけし」や「インダストリアルクレイ」という造形用の粘土がお勧めです。
(初心者ならねりけしがおすすめです)
造形を上手にする方法は、
基本のきれいな立体を「切ったり」「付けたし」して造形することです。
例えば、顔を造形する場合、
キャラクターの顔は「シュッと細い顔か?」「まるっぽいロリ顔か?」
思った通りの顔になるように、「ねりけし」で顔を作ります。
このとき、ネリケシを「切ったり」「付けたし」たりして造形するとき、
どのくらいネリケシを「切ったり」「付けたし」たししたかの量で、
顔の個性を表現できるようになります。

作画するときに必ずしも毎回造形する必要はありませんが、
一度、「ネリケシなどで造形して絵を描く」ことをやっておくと、
絵を立体としてとらえる習慣が身についてきます。

光の物理的な知識(光学現象)

光の特性を知れば、使われる色を見分ける技術が身につきます。
「ベースカーラー・カゲ・ハイライト」
「つやつやの髪の毛」
「むっちむちの太もも…(;゚∀゚)=3ハァハァ」
これらは、光の現象により表れる効果です。

すこし物理学の難しい話になりますが、
光は「粒子」と「波」としてのふるまいを持ちます。
そのため、物体を照らすだけでなく、様々な光学現象を引き起こします。
その現象が、
太ももで起こっているサブサーフェイス・スキャッタリング
だったり、
髪のつやつやとした質感だったりします。
私たちは機械ではないので、この光学現象を厳密に再現することはできません。
しかし、知識として知っていれば、
絵に自然に色を乗せることができます。
厳密に再現できない分、
「色使い」や「カタチ」など、
作者の個性が出やすい部分にもなります。
神絵師様の絵の個性を見分けるには、
光学現象を理解するのは、非常に有効です。
少し難しい本ですが、こちらの本がお勧めです。
相性の良い色がわかる知識(色彩検定)

イラストには、作者ごとに個性的な色が使われていますが、
美しく表現するために、
相性の良い色の規則があります。
その相性の良い色の配色を学べるのが、
色彩検定です。
例えば色彩検定の中の、相性の良い色の配色として、
同一色相配色(または類似色相配色)があります。
この同一色相配色(または類似色相配色)は、
12色ある色の中の、近い色相で配色する方法です。

この同一色相配色(または類似色相配色)は、
服など同一の色相の「ハイライト・ベースカラー・カゲの色」
を塗り分けるときに非常に有効です。
他にも、色彩検定では、
絵を魅力的に見せるための、
「補色・トーン配色・ドミナントカラー」といった
絵を魅力的に見せるための色の知識が学べます。
完全に覚える必要はありませんが、
軽く知っておくだけでも、色選びに迷いがなくなります。
おまけの差分:「小笠原氷雨斬スタイル」

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